松本市 職員のおよそ7割「自転車ヘルメット着用」と回答

秋の全国交通安全運動を前に、松本市が職員を対象に自転車のヘルメットの着用状況を調べたところ、およそ7割の職員が「着用している」と回答したことが分かりました。
臥雲義尚市長は26日の会見で着用率の向上に向けて研修会などを行う考えを示しました。

松本市は、8月職員を対象に、ことし4月から努力義務となった自転車のヘルメット着用に関する意識調査を行い389人から回答を得ました。
それによりますと、「着用している」が70.9%、「時々着用している」が8.9%、「着用していない」が19.9%だったということです。
着用しない理由は「髪型が崩れる、暑い」が最も多く32人、「義務ではなく努力義務だから」が31人、「めんどうくさい」が23人、「乗る前、乗った後の置き場に困る」が20人などとなりました。
松本市は、着用率を向上させるため、今後、職員に対し呼びかけを行ったり研修会を開いたりすることにしています。

一方、松本市は、今年度、高校生を対象にヘルメットの購入費の一部を補助する事業を行っていて、購入率は4割程度と見ています。
臥雲市長は、「ヘルメットの着用は全世代で進めてもらうことが望ましいが、事故のリスクなども考え高校生の着用の促進に重点を置いていきたい」と述べました。