栽培盛んなビーツ使った「ボルシチ」を販売する催し 朝日村

西洋野菜、ビーツの栽培が盛んな朝日村でビーツを使ったウクライナの家庭料理、「ボルシチ」を販売するイベントが開かれ、訪れた人たちが異国の味を楽しみました。

30年ほど前からビーツ栽培が始まった朝日村は、今では年間およそ100トンを生産する、県内有数の産地となっていますが、食べ方を知らない人もいて地元ではあまり消費されていません。
このため村の観光協会は、地元消費の拡大につなげようと、ビーツを使うウクライナの家庭料理、ボルシチを味わってもらう「ボルシチまつり」を23日、村内で開きました。
会場ではボルシチが1杯300円で販売され、村の内外から訪れた人たちが長い列をつくって買い求め異国の味を楽しんでいました。
村内の80代の男性は「初めてボルシチを食べました。ビーツもかぶのような感じでおいしいかったです」と話していました。
今回ビーツを提供した農家の上條典泰さんは「長い間、日の目を見ない野菜でしたが喜んでもらえてよかったです。この機会を通じて食べ方を知ってもらいたくさんの人に味わってもらいたいです」と話していました。
会場には募金箱が設置され、集まったお金は日本赤十字社を通じてボルシチの本場ウクライナの支援に活用されます。