“闇カジノ” 初公判 3人の被告 いずれも起訴内容認める

ことし6月、長野市の雑居ビルで客にポーカー賭博をさせて利益を得ようとした罪に問われている3人の被告の初公判が開かれ、いずれも起訴された内容を認めました。

長野市の会社員の村松春太被告(36)、古物商の李曜被告(35)、それに無職の中村大貴被告(35)の3人は、ことし6月、長野市中心部の雑居ビルで、複数の客にトランプを使ったポーカー賭博をさせ、不正に利益を得ようとした賭博開張図利の罪に問われています。
19日、長野地方裁判所で開かれた初公判で、3人の被告はいずれも「間違いありません」と起訴された内容を認めました。
検察は、その後の冒頭陳述などで、「村松被告と李被告は遅くとも令和3年春ごろまでに賭博場を開設し、客から席料や勝ち分の5パーセントを徴収していた。また、中村被告はディーラーとして勤務していた」と指摘しました。
そのうえで、「3人は違法性を認識していて常習的で悪質性は高い」などとして、村松被告と李被告に懲役1年と店の売り上げなどあわせて80万円余りの没収、中村被告に懲役10か月を求刑しました。
これに対し、3人の弁護側は「被告は罪を認めて深く反省している」などとして、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は来月3日に言い渡される予定です。