「日本の棚田百選」の田んぼで保育園児が稲刈り体験 飯田

「日本の棚田百選」に選ばれている飯田市の田んぼで、地元の保育園児が稲の収穫を体験しました。

飯田市千代地区のおよそ3ヘクタールに広がる「よこね田んぼ」は、農林水産省の「日本の棚田百選」などに選ばれていて、棚田を次の世代に受け継いでいこうと地元の住民グループが保全やPR活動に取り組んでいます。
15日は地元の千代保育園の園児およそ30人が、春に子どもたち自身で田植えをした稲の収穫を体験しました。
子どもたちは、大人に手伝ってもらいながら、黄金色に実った稲を鎌を使って根元から上手に刈り取っていました。
また、田んぼの周りで見守っていた子どもたちからは、「頑張れ、頑張れ」と声援が送られていました。
このあと、刈り取った稲を天日干しにする「はざかけ」という作業も体験し、子どもたちは両手いっぱいに抱えた稲の束を大人たちに手渡し、稲を木の棒にかけてもらっていました。
参加した子どもは「稲刈りは楽しかったです。早くおにぎりにして食べたいです」とか、「家では機械を使うので、鎌を使って稲刈りするのは大変でした」と話していました。
15日、収穫した稲は、乾燥させて精米したあと11月に保育園の催しで食べるということです。