児童や女性教職員にセクハラか 3人が停職や減給処分 県教委

児童や同僚の女性教職員にセクハラを行った、講師と教員の合わせて3人が停職や減給の懲戒処分を受けました。

県教育委員会によりますと、いずれもセクハラを行ったとして14日付で懲戒処分となったのは3人です。
このうち、中信地区にある小学校の40代の男性講師は、去年9月ごろからことし7月まで、校内で児童1人に対して、複数回セクハラを行ったとして停職3か月の懲戒処分を受けました。
男性講師の任用期間が今月末までのため、再任用しないということです。
また、北信地区にある小学校の30代の男性教諭は、去年7月ごろからことし3月まで、校内で複数の児童に対して何度もセクハラを行ったとして、停職1か月の懲戒処分を受けました。
さらに、中信地区にある中学校の45歳の男性教諭は、ことし4月、学校行事の慰労会のあとに同僚の女性教職員の手を引いて連れ回したほか、複数回抱きしめ、心的ストレスによる精神疾患を患わせたとして、減給10分の1、3か月の懲戒処分を受けました。
県教育委員会によりますと3人はいずれも行為を認めて、謝罪しているということです。
県教育委員会はコロナ禍で、わいせつ行為などを防ぐ研修が十分できていなかったおそれがあるとして、研修を再徹底するほか、不必要な身体接触をしないなどの校内ルールを再確認するとしています。
会見で県教育委員会の内堀繁利教育長は「被害にあった児童や教職員、保護者のみなさまにお詫びします。研修の工夫、校内ルールの再確認などを着実に実施します」と話していました。