9月13日は北斗の拳の日 佐久市は武論尊さんの功績たたえる

9月13日は、佐久市出身の漫画原作者、武論尊さんの代表作「北斗の拳」の連載開始の日にちなんで「北斗の拳の日」となっています。
連載開始から40年の節目のことし、地元では、武論尊さんの功績をたたえるとともに漫画と連携して地域のPRを強化しています。

1983年9月13日に漫画「北斗の拳」の連載が始まったことにちなんで、9月13日は記念日の認定などを行っている「日本記念日協会」によって「北斗の拳の日」に登録されています。
核戦争後の荒廃した世界を舞台に主人公のケンシロウとライバルたちの戦いと友情を描いた漫画は、連載開始から40年を迎えた今も根強い人気を誇り、原作者の武論尊さんの出身地、佐久市では節目の年を盛り上げるさまざまな取り組みが進められています。
今月15日には、武論尊さんの功績をたたえるとともに、北斗の拳と連携して地域をPRしようと、武論尊さんが最も好きなキャラクター「ジャギ」の銅像が完成したことを祝う除幕式が開かれます。
また、佐久市観光協会の企画によるキャラクターデザインのドロップの缶には、主人公の「ケンシロウ」と死闘を繰り広げ、ファンの間でも人気の高いキャラクター「ラオウ」のデザインが今月16日から新たに加わります。
このほか、佐久市役所も継続的にPRに取り組んでいて、観光課のある4階に主人公の「ケンシロウ」や「ジャギ」の胸像、それに「ラオウ」のフィギュアを展示しています。
なかでも、フィギュアの台座には、武論尊さん直筆で「わが生涯に一片の悔いなし」というラオウの名ぜりふが書かれています。
佐久市観光課の田中進課長は「北斗の拳はかっこいいキャラクターがたくさん出てきて感銘を受けた漫画なので、武論尊さんや北斗の拳と佐久市を盛り上げられるのはうれしいです。地元として武論尊さんの気持ちを大切にしていきたいです」と話していました。