鹿島槍ヶ岳で滑落 横浜の40代女性が死亡

11日、北アルプスの鹿島槍ヶ岳で登山をしていた40代の女性が滑落し、12日死亡が確認されました。

11日午後1時ごろ、北アルプスの鹿島槍ヶ岳の山頂付近で、「2人で登山をしているうちの1人が滑落した」と、一緒に登山をしていた男性から消防に通報がありました。
これを受けて、警察が12日朝、付近を捜索したところ、横浜市に住む40代の女性が、標高およそ2800メートルの登山道の下にある岩場の斜面で、意識不明の状態で倒れているのが見つかりました。
女性は県のヘリコプターで松本市内の病院に運ばれましたが、全身を強く打っていて死亡が確認されました。
女性は10日から、4泊5日の日程で、2人で登山していたということで、警察が、滑落したときの詳しい状況を調べています。
警察によりますと、ことしに入ってから今月10日までに、県内の山で遭難した人は232人に上り、このうち24人が亡くなっています。
警察は、ヘルメットなどの装備を整え気象状況を確認するなどしたうえで、自分の実力以上の山には登らないよう呼びかけています。