県産品をシンガポールに売り込み ネットの通販番組を生配信

シンガポールに県内の工芸品などを売り込むインターネットの通販番組が、5日、山形村の商業施設から生配信されました。

この取り組みは、山形村の商業施設「アイシティ21」が、県内の工芸品や食品などを海外に売り込もうと初めて行いました。
4日は、シンガポールでインターネットの通販番組を制作している会社から4人のスタッフが訪れ、スマートフォンなどを使って店内から番組の生配信を行いました。
通販番組で紹介されたのは、県内の10の企業が出品したおよそ80種類の商品で、このうち千曲市の革職人、徳永直考さんはシカの皮を藍染めにした財布や鞄などを販売しました。
主なターゲットはシンガポールに住む富裕層の女性だということで、視聴者はホームページに「色落ちはしないのか」などの質問やコメントを書き込んでいきました。
これに対し、徳永さんがカメラの前で直接回答すると、次々と注文が寄せられていました。
番組に出演したあと徳永さんは「ネットで商品のよさが伝わるかどうか不安もありましたが、たくさん注文が入ってとても驚きました。またこういった機会があれば参加してみたいです」と話していました。