岡谷市 小学校でニホンライチョウの復活計画学ぶ特別授業

環境省が中央アルプスで進めているニホンライチョウの復活計画について知ってもらう特別授業が岡谷市の小学校で開かれ、子どもたちは、環境を保護する大切さを学びました。

特別授業は、岡谷市の川岸小学校で開かれ、4年生から6年生までの児童、およそ150人が参加し、講師は、ニホンライチョウの復活計画に取り組んでいる環境省信越自然環境事務所の小林篤専門官が務めました。
授業では、まず、中央アルプスで、絶滅したとされていたニホンライチョウ1羽が2018年に確認されたのをきっかけに、環境省がふ化したばかりのひなをケージで保護する取り組みなどを進め、生息数はおよそ80羽まで増えていると説明しました。
その上で、小林専門官は、「ライチョウの住む山の上と私たちが住む街の環境はつながっています。ライチョウのためにも地球に優しい行動を心がけてください」と呼びかけました。
授業を受けた6年生の男の子は「保護活動でここまで多くのライチョウを復活させたことはすごいことだと思いました。環境に悪いことをしないよう心がけたいです」と話していました。