夏山遭難 7月は54件 過去10年で最多 厳しい暑さ要因か

ことし7月から8月にかけての夏山シーズンに県内で発生した山岳遭難の件数は101件でした。
このうち7月は54件と過去10年で最も多くなり、警察は、自分の実力にみあう山に挑戦することなどを呼びかけています。

県警察本部によりますと、夏山シーズンに県内で発生した山岳遭難の件数は去年の同じ時期より1件多い101件でした。
このうち、亡くなった人は去年の同じ時期より4人増えて10人、けがをした人は、去年より8人多い59人となりました。
年代別では60歳以上が全体のおよそ半分を占め、若い人に比べて体力の少ない高齢者の遭難が多い結果となっています。
一方、7月の件数は54件に上り、過去10年で最も多くなりました。
背景について警察は、厳しい暑さで体力が奪われたことが要因だとみています。
警察は、日没が早くなる秋山シーズンを前に、ヘッドライトや防寒着などの装備を整えたり、自分の実力にみあう山に挑戦したりすることなどを呼びかけています。