伊那市 古い蔵活用の「そば博物館」 2日オープン前に内覧会

江戸時代に使われていたそば道具の展示など、そばの歴史や魅力を発信する新たな拠点が、2日、伊那市にオープンするのを前に内覧会が開かれました。

伊那市の古い蔵を活用してオープンする「そば博物館」は、そばの歴史や魅力を発信しようと地元のそば店やそばの原料となるそばの実を生産している人などで作るグループが新たに設けました。
博物館には、江戸時代からそば粉を生産する際に使われていた石臼やそば切り包丁、それに、国内外で生産されたさまざまな種類のそばの実などおよそ2000点が展示されています。
このほか、博物館では、研究者や地元のそば店の店主らがそばに関心のある人を対象にそばの品種や歴史、それに、打ち方などを伝えるイベントなども開きたいとしています。
博物館の代表を務める信州大学の井上直人名誉教授は、「世界ではなかなかない博物館なので、古い道具や資料などを見てそばの魅力を知ってほしい」と話していました。