北アルプス 奥穂高岳で登山の男性死亡 落石に巻き込まれたか

21日午前、北アルプスの奥穂高岳で登山中の男性が斜面に倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

21日午前7時50分ごろ、北アルプスの奥穂高岳の標高およそ3100メートル付近で「人が落石に巻き込まれた可能性がある」と登山者から警察に通報がありました。
これを受けて警察が付近を調べたところ、落石があったとみられる付近の斜面の岩場で男性が倒れているのが見つかりました。
男性は、警察のヘリコプターで松本市内の病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。
男性は1人で登山中だったとみられるということで、警察が男性の身元や当時の詳しい状況などを調べています。
警察によりますと、ことしに入ってから20日までに県内の山で遭難した人は205人に上り、去年の同じ時期を11人上回っています。
警察は、事前の準備不足で山に登る人が増えているとして、ヘルメットなどの装備を整え気象状況を確認するなどした上で自分の実力以上の山には登らないよう呼びかけています。