OMF出演予定のオペラ歌手が松本市の病院でコンサート
19日開幕した世界的指揮者の小澤征爾さんが総監督を務めるクラシック音楽の祭典、「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」に出演を予定しているオペラ歌手が、21日、松本市の病院でコンサートを開きました。
このイベントは、「セイジ・オザワ 松本フェスティバル」の実行委員会が、コンサート会場に足を運ぶことができない人たちにプロの音楽を楽しんでもらおうと松本市立病院の食堂で開き、入院患者など60人ほどが集まりました。
会場には、今月26日、公演を予定しているオペラ「ラ・ボエーム」に出演する4人のオペラ歌手が登場し、恋心や別れを表現する4曲を披露しました。
集まった人たちは、会場に響き渡る歌声に魅了され、曲が終わると大きな拍手をしていました。
70代の女性患者は「すばらしかったです。入院中はなかなか外に出られないので、プロの歌声を聞くことができて元気が出ました」と話していました。
松本市立病院の病院事業管理者、北野喜良さんは「音楽の力で患者さんも病気を忘れて楽しむことができたのではないかと思います」と話していました。