発酵食品のPRや販路拡大への協力を業界代表者が知事に要請

長野県が誇る味噌や日本酒など発酵食品に携わる組合や企業の代表者らが18日、阿部知事を訪ね、発酵食品のPRや販路拡大などに向けた協力を求めました。

阿部知事を訪問したのは県内で味噌や日本酒、漬物などに携わる組合や企業のトップなどあわせて9人です。
これらの組合や企業は、長野県が誇る発酵食品を業界の垣根を越えて国内外に発信し販路拡大をはかろうと「発酵バレーNAGANO」と銘打った組織を、ことし11月に設立する予定です。
18日の訪問では、県味噌工業協同組合連合会の青木時男理事長が「全国に先駆けて業界横断的な発酵食品の団体を立ち上げることになった。他県にはない地方創生の試みにつなげていきたい」と話し、県にも組織への協力を要請しました。
これに対して阿部知事は「『発酵長寿県』としてPRに取り組みたいので大変ありがたい。海外でも健康志向が高まっているので世界を視野に入れながら販路拡大に向けて一緒に取り組んでいきたい」と述べ協力する考えを示しました。
今回の訪問を踏まえて、11月24日の「和食の日」に合わせて開く組織の設立イベントには知事も参加することが決まり、今後、互いの連携を強化することにしています。