リニア工事の残土 JRが対策施した盛り土など安全性アピール

リニア中央新幹線のトンネル工事では有害な重金属を含む残土の処分が課題となっていますが、JR東海は17日、安全対策を施した盛り土などを地元自治体の関係者らに公開して、安全性をアピールするとともに自治体での受け入れを求めました。

リニア中央新幹線のトンネル工事で発生する残土には、自然由来の有害な重金属が基準値を超えて含まれているものもあり、そのまま盛り土などを行うと雨水とともに流れ出し、地下水などに悪影響を与えるおそれがあります。
このためJR東海は、大鹿村でことし5月から盛り土などにマグネシウムなどを混ぜることで、重金属が流れ出すのを防ぐ試験に取り組んでいます。
17日、JR東海は、地元自治体の関係者らおよそ20人を招き、対策を施した盛り土などの安全性をアピールしました。
これまでの試験では盛り土などに触れた雨水から基準値を超えて重金属が検出されたケースはないということで、JR東海の担当者は自治体での残土の受け入れと公共事業などへの活用を呼びかけました。
視察を行った飯田市の佐藤健市長は「データ的には安全性が確認できているとのことだが、住民の気持ちの問題もある。地元から活用したいとの要望があれば受け入れも検討したい」と話していました。