北アルプスの燕岳で滑落 横浜の80歳男性死亡

4日朝、北アルプスの燕岳で登山をしていた横浜市の80歳の男性が、およそ100メートル下に滑落して死亡しました。

4日午前7時すぎ、北アルプスの燕岳の標高およそ2650メートル付近で、「同行者が滑落した」と警察に通報がありました。
警察によりますと、滑落したのは、2人組のパーティーで登山をしていた横浜市旭区の80歳の男性で、およそ100メートル下の斜面の岩場で倒れているのが見つかりました。
男性は、ヘリコプターで救助されましたが、全身を強く打っていて、搬送された時には、意識がなかったということで、その後、死亡が確認されました。
男性は、3日、中房登山口から入山し、燕岳から大天井岳に向けて登山中だったということで、警察が、事故の詳しい原因を調べています。
県内では、夏山シーズンに入って山での事故が相次いでいて、警察はゆとりのある計画を立て、こまめに休憩をとったり、水分を補給したりして集中力を切らさないことや、危険な場所を通過するときには、ふだん以上に慎重に行動することなどを呼びかけています。