蓼科高原に無人決済のスーパー オープン

カメラやセンサーで客が手に取った商品を認識して、会計も無人のレジで済ませることができるスーパーが、茅野市にオープンしました。

茅野市郊外の蓼科高原に、4日、無人の店舗をオープンしたのは、県内でおよそ60店舗のスーパーを展開する会社です。
新たな店舗は、天井に設置された8台のカメラと商品棚にあるセンサーで、客が手に取った商品や品数を認識して、その情報を無人のレジに送るもので、客は、レジに表示された商品の一覧と金額を確認して、クレジットカードなどで支払いを済ませるだけで購入できます。
食料品や日用品などおよそ300点が販売されていますが、従業員は、市内の店舗から商品の補充などに訪れるだけだということです。
別荘で過ごす人や観光客が多く、需要がある一方で、人手の確保が難しいため、効率的な運営ができる無人のシステムを導入したもので、この会社の店舗では、県内で初めてだということです。
東京から観光で訪れた男性は、「商品を手に取ってレジに向かうとすぐに金額が表示されたので、操作方法が、わかりやすかったです」と話していました。
店舗を運営する「デリシア」の耳塚浩典部長は、「蓼科高原での買い物の不便さを解消し、人手不足という課題の解決にもつなげたい」と話していました。