千曲警察署長を懲戒処分 外部の女性たちに内部情報を提供など

千曲署の50代の署長が、外部の複数の女性と飲食などに出かけたり、その一部の女性たちに内部情報を提供したりしたとして、戒告の懲戒処分を受けるとともに警務部付に異動となりました。

戒告の懲戒処分を受けたのは、千曲警察署の署長を務める50代の男性の警視です。
県警察本部監察課によりますと、署長は、3年前の11月ごろからことしの6月ごろまで、業務で知り合った外部の複数の女性と10数回、飲食や映画観賞などに出かけていたということです。
このうちの一部の女性に対しては、去年9月と11月に警察の内部処分に関する情報を提供していたことも分かったということです。
県警察本部は、警察の業務への影響はなかったとしていますが、25日付けで署長を戒告の懲戒処分にするとともに、警務部付とする人事異動を発表しました。
処分を受けた署長は「迷惑をかけて申し訳なかった。女性たちに恋愛感情はなかった」と話しているということです。
県警察本部の小野田博通警務部長は「県民の信頼を裏切る行為で遺憾だ。深くおわびし幹部職員に対する指導や業務管理を一層徹底したい」とコメントしています。