霧ヶ峰高原のニッコウキスゲ 見頃迎える

霧ヶ峰高原で、ニッコウキスゲの黄色い花が見頃を迎えています。

ニッコウキスゲの群生地がある霧ヶ峰高原には、毎年この時期、美しい黄色い花を目当てに大勢の観光客が訪れます。
ことしは、5月上旬に発生した大規模な山火事の影響が心配されましたが、標高1700メートル余りの諏訪市富士見台では今月はじめから花が咲き始めいま見頃を迎えています。
訪れた人たちは、斜面を覆うように咲き誇る黄色い花を眺めたり写真におさめたりして高原の夏景色を楽しんでいました。
群馬県から夫婦で訪れた男性は「火事があったと聞いて心配していましたが、きれいに咲いていてよかったです」と話していました。
神奈川県から訪れた男性は「去年は遅い時期に来たので、満開のときに来られて感激です」と話していました。
山火事の被害を受けた群生地では例年より多い数の花が咲いているということで、県霧ヶ峰自然保護センターは「野焼きと同じようにススキなどが焼き払われて日当たりが良くなったためではないか」と話しています。
霧ヶ峰高原のニッコウキスゲは今月20日ごろまで楽しめそうだということです。