運転手新型コロナ感染多く長野発着バス一部運休 アルピコ交通

アルピコ交通は、新型コロナウイルスなどで体調不良を訴えている運転手が多数いるとして、12日から当分の間、長野市を発着する路線バスや高速バスの一部を運休しています。

アルピコ交通によりますと、長野市の長野営業所に勤務するバスの運転手10人余りが新型コロナなどで体調不良を訴え現在、自宅で療養しているということです。
このため、バスの運行に必要な運転手の確保が難しいとして12日から当分の間、長野市を発着する高速バスや路線バスの一部を運休しています。
具体的には、12日から長野市と上高地を結ぶ高速バスを運休しているほか、長野市内を循環する路線バス「ぐるりん号」では、通常、1日38便運行していますが18便運休しています。
また、長野市と新宿を結ぶ高速バスは通常、1日26便運行していますが、13日から最大12便運休させます。
このほか長野市と成田空港を結ぶ高速バスでも14日から1日最大2便、運休させるとしています。
アルピコ交通は、運休する高速バスの予約客に対して、別の時間帯の便への振り替えを求めているほか、払い戻しにも応じるとしています。
バスを毎日利用するという70代の女性は「運休したことを先ほど知ったので、次のバスが来るまで涼しい場所で待とうと思います」と話していました。
アルピコ交通は「お客様にご不便をかけて申し訳なく思っています。感染対策を見直し、再発防止に努めます」とコメントしています。