諏訪湖の生き物や課題は 信州大学の研究施設公開 長野 諏訪

諏訪湖の生き物や課題について知ってもらおうと、諏訪市にある信州大学の研究施設が一般に公開されました。

諏訪市にある、信州大学理学部の諏訪臨湖実験所は諏訪湖の生態系を解明しようと47年前から観測や研究を続けています。
1日は、研究成果や諏訪湖に生息する生き物について広く知ってもらおうと一般に公開され、諏訪湖で採取された水草や湖の周辺で見られる鳥の写真と羽根を展示して紹介していました。
また、プランクトンや魚の耳石を観察できるコーナーでは、訪れた人たちが、興味深そうに顕微鏡をのぞき込んでいました。
このほか、諏訪湖で回収されたごみや生態系への影響が懸念されている大きさが5ミリ以下のマイクロプラスチックについての研究成果を説明するコーナーも設けられていました。
白馬村から訪れた小学3年生の女の子は、「ミジンコを初めて見て楽しかったです。とても小さくて、速く動くので驚きました」と話していました。
また、茅野市から訪れた小学6年生の男の子は、「ミジンコの細かい部分まで見られておもしろかったです。大切な諏訪湖を汚さないように気をつけたいです」と話していました。