「全国安全週間」を前に農作業中の労働災害防止体験会 小諸市

労働災害の防止を呼びかける「全国安全週間」が1日から始まるのを前に、農作業中の事故を防ぐ体験会が小諸市で開かれました。

体験会は小諸労働基準監督署とJA佐久浅間が農作業中の事故を防ぐ対策を学んでもらおうと開き、小諸市の会場には地元の農家などおよそ70人が集まりました。
講師はメーカーの担当者などが務め、はじめにゲストに招かれた小諸市の「農ライフアンバサダー」でタレント、実業家の武藤千春さんが、トラクターの転倒事故の疑似体験ができる機械を操作しました。
そして、トラクターが転倒する危険が高い角度が説明されました。
また、草などの刈り取りに使う「刈り払い機」を扱う際には飛んでくる物から目を守るためにフェースシールドなどを装着してほしいと呼びかけました。
参加した20代の男性は「トラクターの転倒事故が起こりやすい角度などが分かって勉強になりました。夏野菜の作業が忙しい時期なので安全に作業したいです」と話していました。
小諸労働基準監督署の副島拓也署長は「農業での労働災害を起こさないために、きょう学んだことを今後の作業に生かしてほしい」と話していました。