飯田市のりんご並木70年 プレート改修費 ネットで資金募る

飯田市中心部の「りんご並木」が70年を迎えるのにあたり、プレートなどを改修しようと、地元の中学生がインターネットで資金を募るクラウドファンディングを行うことになりました。

クラウドファンディングに取り組むのは飯田東中学校の生徒たちで、29日、代表の4人が飯田市役所を訪れ佐藤健市長に報告しました。
市の中心部をおよそ600メートルにわたって彩る「りんご並木」は、昭和22年に起きた「飯田大火」のあと、復興のシンボルにしようと飯田東中学校の生徒たちが整備しました。
ことしで70年を迎えますが、りんごの種類などを紹介するプレートの老朽化が進んでいて、生徒たちは改修費用を募ろうとクラウドファンディングを始めることにしました。
生徒の1人、宮下悠雅さんは「70年を迎えるりんご並木をより多くの人に知ってもらいたい」と意気込みを伝えました。
これに対し佐藤市長は、「りんご並木は、今や、まちのシンボルになっている。市も一緒に取り組みたい」と応えていました。
クラウドファンディングは170万円の寄付を目標に来月3日から2か月間行われ、支援者には返礼品として生徒たちがりんご並木のりんごから作ったジュースやオリジナルのてぬぐいなどが贈られるということです。