「レンタル高校生」が高齢者向けにスマホの使い方講座 上田

高校生が地域の高齢者の困りごとなどに無料で対応する「レンタル高校生プロジェクト」の一環として、28日上田市の高校で、スマートフォンの使い方講座が行われました。

「レンタル高校生プロジェクト」は、高齢者の困りごとや要望を無料で解決することで高校生がより深く福祉を学ぶのが目的で、上田千曲高校生活福祉科の3年生13人が今年度から始め、これまでに自宅の片づけの手伝いや庭の草取りなどを行いました。
この一環として、きょうは、上田地域の中高年が学ぶ「長野県シニア大学」の依頼を受けて、生徒たちが、50代から90代の人たち30人余りに、スマートフォンの使い方や便利な活用方法を教えました。
参加者は、スマートフォンの「基本操作」や「LINEの使い方」など、自分の学びたいジャンルに分かれて指導を受け、なかにはスマートフォンでの写真の撮り方を教えてもらっている人もいました。
参加した90代の女性は、「高校生がやさしく教えてくれてうれしかったです。年齢の差はありますが仲よしになりました」と話していました。
講師役を務めた生徒は、「交流ができて勉強になりました。これからも困ったことがあれば私たちを『レンタル』してほしいです」と話していました。