高齢者や障害者が楽しめる「ユニバーサルツーリズム」を学ぶ

高齢者や障害者なども安心して楽しめる旅行「ユニバーサルツーリズム」を学ぶセミナーが佐久市で開かれました。

県が佐久合同庁舎で開いたセミナーには、佐久地域の自治体や観光関係者など12人が参加しました。
はじめに参加者は車いすを体験し、少しの段差でも進みにくいことや、前方に取り付けて人力車のように引っ張る器具があることを学びました。
このあと、器具の開発者でユニバーサルツーリズムにも詳しい箕輪町の中村正善さんが講演を行い「宿泊施設などはバリアフリーの整備状況などを発信してお客様に判断してもらうことが大切だ」と呼びかけました。
県は、ユニバーサルツーリズムの推進を目指していて、今後も県内各地でこうしたセミナーを開いていく方針です。
県観光誘客課の松島弘子課長補佐は「セミナーをきっかけにできるところから高齢者や障害者が旅行しやすい環境づくりに取り組んでもらいたい」と話していました。