高校生が視覚障害への理解深め盲導犬の役割を学ぶ授業 上田

目の不自由な人への理解を深め盲導犬の役割について学んでもらおうという授業が上田市の高校で行われました。

この授業は上田市の丸子修学館高校で開かれ、福祉について学んでいる3年生8人が出席しました。
講師に招かれたのは、市内に住む視覚障害者の角谷美由紀さんと盲導犬の「イリー」です。
この中で、角谷さんは、盲導犬といっしょに電車やバスにも乗ることができる一方で、飲食店などでは入店を拒否されることがあり盲導犬への理解が進んでいない実情を訴えました。
また、ハーネスを着けている時は仕事中なので、盲導犬に触ったり声をかけたりしてはいけないことなども説明しました。
そして、視覚障害者の状態を理解してもらうために生徒たちにアイマスクを着けもらい「白じょう」を使いながら点字ブロックの上を歩く体験をしてもらいました。
最後に、授業が終わって、「イリー」のハーネスが外されると生徒たちは、頭をなでたりしていました。
女子生徒は「盲導犬の活動や仕事がよく分かって勉強になりました」と話していました。
角谷さんは「授業を通して盲導犬への理解が深まればうれしいです」と話していました。