4月の長野市の消費者物価指数 去年同月比4.2%上昇

家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる先月の長野市の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が去年の同じ月より4.2%上昇しました。
食料品などの値上がりが主な要因で、上昇率はことし1月以来の拡大となりました。

長野市の先月の消費者物価指数は、生鮮食品を除いた指数が、2020年を100として106.4となり、去年の同じ月より4.2%上昇しました。
先月の上昇率の3.8%を0.4ポイント上回り、ことし1月以来の上昇率の拡大となりました。
これは、食料品などの値上げが主な要因で、「生鮮食品を除く食料」は9.3%上昇し、47年7か月前の1975年9月以来の高い水準となりました。
内訳を見ると、「魚介類」が16.5%、牛乳や卵などの「乳卵類」が15.9%、「菓子類」が15.5%、「肉類」が12.4%上昇しました。
一方、エネルギー価格は政府による負担軽減策で値上がりが抑えられ、「電気代」は、マイナス1.7%となっています。
長野県は「値上げが相次いだ食料品が高い上昇率を記録した。今後も資源価格の高騰に伴う価格転嫁の状況などを注視していく必要がある」としています。