社会福祉協議会職員不正に現金引き出し 上司ら減給処分 伊那
伊那市社会福祉協議会は、ことし2月までの3か月余りの間に男性職員が成年後見人として、財産を管理していた人の口座から無断で1300万円余りを引き出していた問題を受け、職員の上司らを減給の懲戒処分にしました。
また、会長は責任を取って辞任するということです。
伊那市社会福祉協議会は、去年10月31日からことし2月3日にかけて、男性職員が社会福祉協議会の印鑑を勝手に使って、成年後見人として財産を管理していた5人の口座から無断で1370万円余りを引き出していた問題で、職員の上司ら4人を減給の懲戒処分にしました。
処分は印鑑を管理していた担当課の課長が、減給10分の1、3か月、職員の直属の上司である担当課の係長が、減給10分の1、2か月、事務局長と事務局次長がいずれも減給10分の1、1か月です。
また、伊那市社会福祉協議会の篠田貞行会長は責任を取って今月17日に辞任するということです。
現金を無断で引き出した職員は、ことし2月に交通事故で死亡しています。