中高年の人たちが学ぶ「長野県シニア大学」諏訪学部の卒業式
中高年の人たちが地域の歴史やボランティア活動などについて学ぶ「長野県シニア大学」で、諏訪学部の卒業式が22日、開かれました。
県内に10の学部がある「長野県シニア大学」は、中高年の人たちが最長で2年間、地域の歴史やボランティア活動などについて学び、地域に貢献する人材を育成するものです。
22日は、諏訪学部で学んできた23人の卒業式が行われ、坂本泰啓学部長から卒業証書が手渡されました。
諏訪学部では学部の中で唯一、学園祭が開かれているということで、坂本学部長は「ほかの地域の学部の職員から『諏訪学部の受講生は意欲的でパワーがある』と褒められて、誇らしく思いました」とたたえました。
また、学長を務める阿部知事が映像を通して「学んだことを生かし、地域の発展のために活躍してください」と激励しました。
卒業生で諏訪市の田中和史さん(75)は「新型コロナの感染拡大で仲間と食事に行くことはできませんでしたが、お茶を飲みながら意見交換するなど思い出深い生活を送れました」と話していました。
また、諏訪市の宮坂みづ江さん(81)は「学園祭の発表のために1年生と交流しながらパネルを作ったことなどが楽しい思い出です」と話していました。