世界車いすカーリング選手権出場選手の壮行会 立科町
来月、カナダで開幕する「世界車いすミックスダブルスカーリング」に64歳で出場する飯島秀一選手らの壮行会がふるさとの立科町で開かれました。
飯島選手と、ペアを組む東京の大野美紀選手の壮行会は、飯島選手の小・中学校の同級生らが企画し、小学校時代の恩師などおよそ30人が集まりました。
はじめに飯島選手の中学時代の同級生が「64歳になっても現役で世界の大会に出るとは立科町の誇りです。持っている力をすべて出し切ってほしい」とエールを送りました。
これに対し飯島選手は「大野選手と2人で優勝を目指して粘り強く戦っていきたい」と意気込みを語りました。
27歳で交通事故にあい車いす生活となった飯島選手は、友人の勧めもあって51歳で車いすカーリングを始めました。
これまでに、4人制の世界選手権に2回出場していますが、男女1人ずつのペアで行う「ミックスダブルス」の世界選手権は初めてです。
車いすカーリングは、長さ2メートルほどの「スティック」でストーンを押し出したあと、氷をブラシでこする「スイープ」は行わないため、最適なスピードでストーンを投じる高度な技術が必要になります。
飯島選手と大野選手は「壮行会を開いてもらい感動しました。技術的にはいいところにいるし、お互い負けず嫌いなのでうまくかみ合えば結果が出ると思います」と話していました。