G7で各国外相に贈る軽井沢彫のペンケースを製作 軽井沢町
軽井沢町では、「軽井沢彫」の職人たちが、ことし4月に町内で開催されるG7の外務大臣会合で各国の大臣などに贈る記念品のペンケースを製作しています。
外相会合に向け機運を高めようと、去年10月に設立された軽井沢町や地元の事業者などでつくる推進町民会議は、町を代表する工芸品を知ってもらおうと、「軽井沢彫」のペンケースを各国の大臣などに贈ります。
会議から依頼を受けた軽井沢彫家具組合に所属する3つの店の職人たちが製作を進めていて、このうち堀川正久組合長の作業場では、職人がペンケースのふたに桜の花びらを彫っていました。
「軽井沢彫」は明治時代に外国人の別荘向けの家具として作られたのが始まりとされ、代表的な絵柄は桜の花です。
記念品として贈られるペンケースには、ふたの部分に満開の桜が描かれるほか、ケースの裏には、焼き印を使って外相会合の開催地が軽井沢町であることや会合の日程などが英語で刻まれます。
軽井沢彫の職人、岩崎仁一さんは「受け取ってくれる人に喜んでもらえるように一生懸命つくりたい」と話していました。
また、軽井沢彫家具組合の堀川組合長は「軽井沢彫が記念品になってうれしい。これを機に、海外の人にもすばらしさを伝えたい」と話していました。