競馬への投資名目の特殊詐欺 3300万円余だまし取られる
中野市の80代の男性が、競馬への投資を誘うメールが届いたあとに「当社のあっせんする馬券は負けることを想定していない」などとうその電話を受け、保証金などの名目であわせて3300万円余りをだまし取られました。
警察は、いわゆる電話でお金詐欺事件として捜査するとともに、注意するよう呼びかけています。
警察によりますと去年10月、中野市の80代の男性のパソコンに「競馬に投資して資産を増やしましょう」などとメールが届きました。
男性が電話番号などの登録手続きを行ったところ、投資関連会社社員を名乗る男から「当社があっせんする馬券は負けることを想定していない」「1億円ほどの利益が出ました。当社の規定で、保証金3000万円を入れてほしい」などとうその電話があり、指定された口座に去年10月から先月にかけて69回に渡って現金を振り込み、あわせておよそ3366万円をだまし取られました。
先月下旬に相手と連絡が取れなくなったことを不審に思った男性が警察に相談して、被害に気づいたということです。
これはことし最初に警察が認知した特殊詐欺、いわゆる電話でお金詐欺で、警察は捜査するとともに、もうかるなどと言われても払わない、現金を振り込む前に家族や警察に相談するよう呼びかけています。