PTA解散の学校 子ども交え学校への関わり方考える話し合い

保護者の負担が大きいとして県内で初めてPTAを解散した長野市の学校で、保護者や地域の人たちの学校への関わり方を考える話し合いが、子どもたちも交えて行われました。

長野市の山あいにある大岡小学校と大岡中学校は、児童・生徒があわせて27人のため、保護者がPTAの役員を連続で務めるケースが多く、片道およそ1時間かかる市PTA連合会の会議への出席も負担になっているなどとして、昨年度末に県内で初めてPTAを廃止しています。
26日は、保護者や地域の人たちがどのように学校に関わっていくか考える話し合いが、児童・生徒も参加して行われました。
子どもたちからは「木工や、わら細工など地元の伝統文化を地域の人たちに教えてもらいたい」とか、「将来のために株などお金の勉強をしたい」などの意見が出ていました。
この学区では来年春には保護者や地域の人も参加する、しょうゆ造りの体験会も計画し、PTAがない中で保護者や地域の人にどう学校に関わってもらうか模索していくということです。
参加した保護者の白川緑さんは「子どもたちの学びをもう1回ゼロから考えていこうということになったので、子どもたちの意見を吸い上げて、よりよい学校にしていきたい」と話していました。