障害者週間で障害のある人たちの手作り商品販売会 伊那

3日から始まった「障害者週間」にあわせて、障害のある人たちが手作りした商品の販売会が伊那市で行われました。

長野県伊那合同庁舎で開かれた販売会は、障害がある人への理解を深めてもらおうと国が定める12月3日から9日までの「障害者週間」にあわせて県の伊那保健福祉事務所が毎年開いています。
5日は、伊那市と宮田村、それに南箕輪村の障害者支援事業所あわせて3か所から10人ほどが参加して手作りの商品を販売しました。
会場には、障害のある人たちが工夫を凝らして作ったトートバッグや毛糸の編み物、それにお菓子などが並べられ、訪れた人たちは気に入った商品を買い求めていました。
購入した43歳の男性は「ほしいものがありましたし、少しでも役に立てればという思いで買いました。こうした週間がなくても障害のある人やその活動が世の中に浸透すればいいなと思います」と話していました。
販売も行った障害のある64歳の女性は「使ってもらえたらうれしいと思いながら作ったので購入してもらえてよかったし、これからも作っていきたいです」と話していました。
県伊那保健福祉事務所福祉課の井出毅課長は「障害のある人と共生し、差別のない社会になる助けになればうれしい。各地域でも取り組みが行われていると思うので、ぜひ足を運んでいただきたい」と話していました。
販売会は、長野県伊那合同庁舎で今月9日まで、毎日、正午から午後1時まで開かれます。