飯田市の保育園児が作った米をアフリカへ発送 食糧不足支援
貧困による食糧不足に苦しむ人たちを支援しようと、飯田市の保育園児などがつくった米が5日、アフリカへ送られました。
JAみなみ信州などは、貧困などによる食糧不足に苦しむ人たちを支援しようと、飯田市の川路保育園などと協力して栽培した米を、アフリカのマリ共和国に毎年、送っています。
5日は田植えや収穫などを担った子どもたち13人が参加して米の発送式が行われ、JAみなみ信州の岡田喜昭営農部長が「春に田植えをした稲が立派に育ちました。きっと喜んで食べてもらえると思います」と報告しました。
つづいて、子どもたちが、食料難に苦しむ人たちに元気を届けようと練習した歌や踊りを元気いっぱいに披露していました。
その後、子どもたちは、「このお米が役に立ちますように」というメッセージと、自分たちが描いたイラストの入ったシートを袋に貼り、1袋ずつトラックに積んでいきました。
5日発送された465キロ余りの米は、来年1月中旬にアフリカに到着するということです。
発送式に参加した男の子は「みんなに喜んでもらうために絵も描きました。おいしく料理して食べてほしいです」と話していました。