空手大会にウクライナの選手が出場 “母国に勇気を” 飯田
軍事侵攻を受けるウクライナの支援活動に取り組んでいる空手団体が4日飯田市で大会を開き、ウクライナ支部の5人の選手たちも出場しました。
空手大会を開いたのは、高森町がウクライナからの避難者を受け入れるきっかけを作った空手団体「禅道会」で、ウクライナ支部の12歳から41歳の5人の選手も出場しました。
開会式で団体の代表を務める小沢隆さんは「国家や主義、信条をこえて相手を尊重し、堂々と戦ってください」とあいさつしました。
団体のウクライナ支部は、支部長が戦地に赴いているほか、現地の道場は電力の確保に苦しむなど厳しい環境に置かれていますが、「母国を勇気づけたい」と大会への参加を希望したということです。
ウクライナの選手たちは2日小沢さんの道場で練習を行い、体調を整えてきたということで、日本の選手たちを相手に元気いっぱいに蹴りや突きを繰り出していました。
オレクサンドルさん(12)は「日本で初めての試合で難しかったけど頑張りました」と話していました。
また、見事に勝利をあげたイワンさん(41)は「相手は強かったけれど、運良く勝てました。この結果をウクライナの人たちに報告して勇気づけたい」と話していました。