県内唯一の飯田市リニア中央新幹線駅 来月22日に起工式
県内で唯一、飯田市に建設されるリニア中央新幹線の駅について、JR東海は、来月22日に起工式を行い、建設を始めることを明らかにしました。
JR東海が品川・名古屋間の開業を目指して工事を進めているリニア中央新幹線では、飯田市の上郷飯沼地区に県内で唯一の駅が建設される予定です。
JR東海によりますと、この駅の建設予定地で、来月22日に県や周辺の市町村の関係者などを招いて起工式と安全祈願式を行い、建設を始めることが決まったということです。
リニア中央新幹線の駅の着工は全国で5つ目となります。
飯田市に建設される駅は全長およそ950メートルで、2026年3月までの完成を目指して、まずは建設予定地を流れる水路の付け替え工事や川をまたぐ橋りょうの新設などを行うということです。
飯田市の駅は、来月から建設に向けて大きく動き出すことになりますが、静岡県が県内での着工を認めていないことなどから、JR東海は、当初予定していたリニア中央新幹線の2027年の開業は難しいとしています。