国登録有形文化財 セイコーエプソン創業記念館と千曲市の教会

国の登録有形文化財に、諏訪市にあるセイコーエプソンの創業記念館と千曲市の教会が新たに登録されることになりました。

国の登録有形文化財に、長野県からは2つの建造物が新たに登録されることになり、このうち、諏訪市に本社がある大手精密機器メーカーセイコーエプソンの創業記念館は、前身の大和工業の事務所として昭和20年に建てられました。
寄棟造の木造2階建てで、外壁は白い板張り、多くの窓が横に連なる開放的な外観で、現在は、歴代の腕時計やプリンターなどを展示する施設として活用されています。
物資の乏しい時代に、寒天工場の部材を転用して建築されたという時代性が感じられる建物で、諏訪のものづくりの歴史を伝えている点も評価されました。
千曲市にある日本聖公会中部教区の稲荷山諸聖徒教会は、カナダ人宣教師の監修のもと昭和8年に建てられました。
当時の地方の教会としては珍しい鉄筋コンクリートで建てられ、三角の切り妻屋根とアーチ型の入り口が特徴です。
内部は、天井が高く、いくつも並ぶアーチ型の窓には、細かい模様の入った曇りガラスが取り付けられるなど、趣向が凝らされています。
併設されているこども園の園児や信徒の礼拝場所として現在も使われ、長年、地域で親しまれていることも評価されました。
この2件が登録されると、県内の登録有形文化財は611件になります。