ベトナムからの看護師候補生に辞令交付 富士見町の病院
看護師や介護福祉士として日本で働くことを目指す外国人を積極的に受け入れている富士見町の病院で、ベトナムから来た候補生に辞令が交付されました。
富士見町にある富士見高原病院では、EPA=経済連携協定に基づいて来日し、病院などで働きながら看護師や介護福祉士の国家試験の受験を目指すベトナムやインドネシアの人を14年前から受け入れています。
ことしは、新たにベトナムからの看護師候補生、グエン・ティ・タンさんを受け入れ、7日、辞令交付式が行われました。
看護助手として辞令を受けたグエンさんは、さっそく病院の施設を見学し、説明を受けていました。
グエンさんは「日本で看護師として仕事をしたいので、国家試験に合格できるよう頑張りたい」と話していました。
この病院では国家試験の受験に向け専門の指導者を置くなどサポート体制を強化しており、去年までに受け入れた看護師候補生28人のうち14人が試験に合格しているということです。
病院の矢澤正信統括院長は「資格を得たら、病気だけでなく人間をみる温かな看護師になってほしい」と話していました。