台風19号から3年を前に 災害の記憶語り継ぐ集い

台風19号から3年となるのを前に、大きな被害を受けた長野市の住民が、犠牲者の追悼と災害の記憶を語り継ぐための集いを開きました。

長野市長沼地区は、令和元年10月13日に台風19号による豪雨で千曲川の堤防が決壊し、900棟余りの住宅が浸水する被害を受けました。
2日は8月に復旧したばかりの長沼体育館に、地区の住民や被災して別の地域への引っ越しを余儀なくされた人などおよそ200人が集まり、地区で亡くなった2人に黙とうをささげました。
そして、集いの実行委員長を務める松原秀司さんが、「この3年間の数えきれない支援に感謝します。災害の記憶を風化させず、次の世代に語り継いでいくことが、わたしたちの使命です」と述べました。
会場では、災害ボランティアの支援活動や地区をあげて復興に取り組んできた様子を記録した映像が上映されました。
また、被災直後の住宅や泥だらけの地区の様子を撮影したおよそ800枚の写真も展示され、参加した人たちは復興や防災に向けた思いを新たにしていました。
当時、避難生活を余儀なくされたという40代の女性は「被災したことを忘れず災害に備えるのは、大事なことだと思います。住民が一つになって、地域を盛り上げていきたいです」と話していました。