“就職氷河期”世代に公認心理師によるカウンセリングで支援

長野市は、就労が不安定な状況に置かれがちな、いわゆる「就職氷河期」世代の人たちを対象に、公認心理師によるカウンセリングを通じて不安や焦りを和らげ、仕事を探す意欲を高めてもらおうという支援事業を今月から始めています。

「就職氷河期」世代はバブル崩壊以降、正規雇用による就職が特に厳しかった時期に社会に出た人たちで、総務省によりますと、県内では非正規雇用や長期間、仕事に就いていない人が8400人いると推計されています。
こうした人たちはもともと就労が不安定なうえ、新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちをかける形となって離職を余儀なくされるなど精神的な負担が増加しています。
このため、長野市は、公認心理師によるカウンセリングを無料で実施し、心理的な不安感や焦りを和らげ新たな仕事を探す意欲を高めてもらう支援事業を今月から始めました。
カウンセリングは毎月第2、第4火曜日に市内中心部の複合施設、「もんぜんぷら座」で予約制で実施していて、長野市に住んでいる30代半ばから50代半ばまでの当事者か、その家族が主な対象です。
「就職氷河期」世代をめぐっては、県内のハローワークなども就職セミナーを開くなどして重点的に支援しています。
長野市商工労働課は「カウンセリングを身近なものにすることで、就職氷河期世代の気持ちを軽くして就労につなげたい」としています。