しなの鉄道 決算3年連続赤字

しなの鉄道は、昨年度の輸送人員が1140万人余りと、前の年度を上回ったものの最終的な決算が3年連続で赤字になったと発表しました。

しなの鉄道によりますと、昨年度の「しなの鉄道線」と「北しなの線」をあわせた輸送人員はおよそ1142万人と前の年度と比べて110万人ほど増加し、全体の運賃収入も2億円余り増えました。
しかし、台風19号や新型コロナの影響を受ける前の2018年度と比べると、輸送人員は77%あまり、運賃収入は70%程度にとどまっています。
しなの鉄道は、県などから新型コロナ関連の補助金など支援を受けているものの、昨年度の最終的な決算は3年連続で赤字になったということです。
しなの鉄道は今年度も赤字を見込んでいますが、去年公表した列車の減便や駅の無人化といった、業務体制の見直しなどを進めて、2025年度から黒字を確保したいとしています。
春日良太社長は、「新型コロナの影響から少しずつ回復しているが、厳しい状況は続いている。ことしは開業25周年となるので、イベントを開いて客を呼び込みたい」と話していました。
また、しなの鉄道によりますと、春日社長は任期を1年残して今月15日の株主総会をもって退任し、後任の社長には取締役経営戦略部長の土屋智則氏が就任する予定です。