善光寺御開帳の臨時シャトルバス 利用者少なく体制縮小へ
善光寺御開帳の期間中の渋滞対策として臨時のシャトルバスが運行されていますが、大型連休中でも利用者が少なかったことなどを受けて、長野市などの実行委員会は状況によって本数を減らしていて、来月はさらに体制を縮小することを決めました。
善光寺御開帳の期間中、渋滞対策として市郊外の複数の臨時駐車場と市内中心部を結ぶシャトルバスが土曜日、日曜日と大型連休に一日92本から260本、往復500円の料金で運行されています。
このシャトルバスは、長野市が事務局を務める渋滞対策の実行委員会が1億4600万円余りをかけてバス会社などに委託していますが、大型連休中でも日によって1本当たりの利用者が1人から2人と少なく、これまでのところ前回の御開帳の期間と比べて4分の1ほどにとどまっているということです。
これを受けて実行委員会は、今月14日から状況によって本数を減らしていて、来月からは駐車場の警備員も減らすなど体制の縮小を決めました。
実行委員会は利用者低迷の理由として、新型コロナの影響で渋滞が発生しない日が多いことや、シャトルバスの所要時間が最大45分かかることなどがあるとみていて「今後も状況に応じて対応していきたい」としています。