長野県内の地方銀行2行 ともに純利益が増 3月期決算

県内に本店を置く地方銀行2行のことし3月期の決算が出そろい、新型コロナウイルスの影響で融資先企業の貸し倒れに備える費用が減ったことなどから、最終的な利益を示す「純利益」はいずれも増益となりました。

このうち、長野市に本店を置く八十二銀行のグループ全体のことし3月期の決算は、企業の売り上げにあたる「経常収益」が1513億4900万円で、前の年と比べて0.8%減りました。
また、最終的な利益を示す「純利益」は266億6700万円と前の年と比べて19.1%増加し、2期連続で増益となりました。
一方、松本市に本店を置く長野銀行のグループ全体のことし3月期の決算は、「経常収益」が197億8500万円で前の年に比べて9.6%減りました。
また、最終的な利益を示す「純利益」は、13億3600万円と前の年と比べて12.4%増加し、2020年3月期以来、2期ぶりに増益となりました。
2行によりますと、新型コロナの影響で融資先企業の貸し倒れに備える費用が減ったことや、投資信託など金融商品の販売に伴う手数料収入が増えたことなどが要因だということです。
今後については、新型コロナの感染状況によって先行きが不透明なことやウクライナ情勢の悪化などに伴う物価の値上がりなどが懸念され、地域経済をどのように支えていくかが課題となっています。