善光寺御開帳で人出が去年比5倍超に増加

先月始まった善光寺御開帳は、16日で、88日間の開催期間の折り返し地点です。
善光寺周辺の人出は、御開帳が始まってから、去年と比べて5倍以上に増加したことがわかりました。

善光寺御開帳は、秘仏の本尊の身代わりとされる「前立本尊」を公開する行事です。
新型コロナの影響で開催が1年延期されて先月3日から88日間の日程で始まり、16日で44日目の折り返し地点です。
NHKは、IT関連企業の「Agoop」が利用者の許可を得て個人が特定されない形で集めた携帯電話の位置情報のデータを使って、善光寺周辺の午前6時から午後5時までの人の数を分析しました。
それによりますと、ことし3月3日から御開帳が始まる前日の先月2日までの1か月間は、去年の同じ時期と比べて7パーセントあまり少なくなっていました。
しかし、御開帳が始まった先月3日から今月13日までは、去年の5.35倍に増加し、コロナ禍前の3年前の同じ時期と比べても53パーセント増えています。
大型連休中に限ってみても、ことしは3年前と比べると15パーセントあまり増えていて、多くの人が善光寺周辺を訪れていることがわかります。
前回、平成27年の御開帳の人出との比較は位置情報のデータがないためできませんが、善光寺は、大型連休中の参拝者数は前回の59パーセントにあたる97万人にとどまると推計しています。
ただ、新型コロナ対策として参拝者を分散させるため、日程を従来より1か月延ばしていることから、単純な比較はできないともしています。
長野商工会議所などでつくる善光寺御開帳奉賛会は、過去最多だった前回を上回る710万人から720万人の参拝者を目指していて、今月末には臨時列車の運行も行われることになっています。