槍ヶ岳遭難 3人とも救助もいずれも心肺停止の状態

長野県と岐阜県にまたがる北アルプスの槍ヶ岳で、3日、男性3人が遭難し、警察によりますと、岐阜県の28歳の男性1人が心肺停止となっているほか、仲間とみられる男性2人も正午すぎに救助されましたが、いずれも心肺停止の状態です。

3日午後2時半前、標高3180メートルの北アルプスの槍ヶ岳で登山をしていた男性から「仲間の1人が滑落した」と警察に通報があり、その後、連絡がとれなくなりました。
男性は3人で登山をしていたということで、このうち1人は山頂近くの登山道で倒れているのが見つかり、4日朝、長野県警察本部のヘリコプターで救助されました。
警察によりますと、救助されたのは岐阜県中津川市の会社員田口貴章さん(28)で、心肺停止の状態だということです。
また、田口さんと一緒に登山をしていたとみられる男性2人も、登山道と、そのおよそ180メートル下の斜面で倒れているのが見つかり、午後0時半ごろ救助されましたが、いずれも心肺停止の状態だということです。
山頂付近の山小屋で働く男性は「きのうは天候が悪く、雪が降り、風速20メートルほどの風が吹いていた。視界は20メートルから30メートルほどしかない状況だった」と話しています。
警察は1人が滑落したあと、田口さんを含む2人も身動きがとれなくなって遭難したとみて、詳しい状況を調べています。