スタジオジブリの歩みを紹介する展示会 花巻市博物館20日〜

「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」などの作品で知られる「スタジオジブリ」の歩みを紹介する展示会が、20日から岩手県花巻市で始まるのを前に、内覧会が開かれました。

この「アニメージュとジブリ展」は、世界的なアニメーション映画を数多く生み出してきた「スタジオジブリ」の歩みをたどるもので、これまでに全国12か所で開かれてきました。

花巻市博物館の会場には、ジブリと関わりが深いアニメ専門誌「アニメージュ」で連載されたあとに映画になった「風の谷のナウシカ」や、「天空の城ラピュタ」の原画やポスターなど400点余りが展示されています。

▽「となりのトトロ」に出てくるネコバスと写真を撮ることができるコーナーがあるほか、
▽「風の谷のナウシカ」の主人公、ナウシカの衣装を等身大で再現したものや、生物兵器「巨神兵」のジオラマ、そして、
▽「天空の城ラピュタ」のラピュタ城のジオラマなど、
迫力のある作品が展示されています。

展示会を監修したスタジオジブリの高橋望さんは、「ジブリ作品の根本を流れている自然観や生命観、人はどう生きていくべきなのかといった価値観は花巻ゆかりの宮沢賢治の影響も受けている。2世代・3世代で楽しんでいただきたい」と話しています。

この展示会は20日から9月23日までの午前9時から午後6時まで、花巻市博物館で開かれます。