宮古海上技術短大の事務職員 数百万円着服か 横領容疑で逮捕

船の航海士などを養成する国立宮古海上技術短期大学校の事務職員が、学校の後援会の預金口座から数百万円を着服していたとして、業務上横領の疑いで逮捕されました。
警察が動機などを調べています。

逮捕されたのは、宮古市にある船の航海士や機関士を養成する「国立宮古海上技術短期大学校」の事務職員で、矢巾町に住む、田畑祐輝容疑者(31)です。

警察によりますと、田畑職員は学校の後援会の預金通帳を管理したり、会計を担当したりしていましたが、ことし3月、この預金口座から現金数百万円を引き出して着服したとして、業務上横領の疑いが持たれています。

不正はことし4月、職員みずから宮古警察署に明らかにしたことで発覚し、警察が捜査していました。

警察は、着服が裏付けられたとして16日、職員を逮捕し、着服した動機や金の使いみちなどについて調べています。

職員の逮捕について、宮古海上技術短期大学校は「このような事態に至ったことは誠に遺憾であり、綱紀粛正を徹底し、全校を挙げて再発防止に取り組んでまいります」とコメントしています。