県内の公立学校の教員採用試験の志願者 9年連続の減少

13日、1次試験が行われる県内の公立学校の教員採用試験の志願者は905人で、前の年度より78人減って9年連続の減少となりました。

県教育委員会は来年春に採用される小・中学校と高校、それに特別支援学校の教員採用試験をことしは人材確保のため、例年より1週間早めて1次試験を13日、2次試験を来月中旬から行う予定です。

ことしの試験の志願者数は905人で、前の年度より78人減っていて、9年連続の減少となり、2016年度の志願者数の1859人と比べると半分以下となっています。

志願者のうち、小学校は前の年度から40人減って258人。

中学校は16人減って248人。

高校は7人減って242人。

特別支援学校は12人減って66人でした。

教員の志願者は長時間労働などへの懸念から全国的に減少していて、県教育委員会では働き方改革を進めるとともに、大学を訪問して学生に教員の魅力をアピールしたり、今年度の試験から初めて大学推薦による特別選考を取り入れたりするなどさまざまな対策を進めています。

県教育委員会は「教職のやりがいとともに、働き方改革の推進を発信して、教員のなり手の確保につなげていきたい」と話しています。