盛岡市の中学生が宮古市で震災の教訓や命を守る大切さを学ぶ

盛岡市内の中学生が5日、宮古市を訪れ、東日本大震災の発生当時を知る人に話を聞くなどして震災の教訓や命を守る大切さを学びました。

宮古市を訪れたのは盛岡市立渋民中学校の1年生です。

東日本大震災について学び、震災の記憶と教訓を未来につなげようという学習に取り組んでいます。

5日は、はじめに市内のホテルで宮古市の職員などから震災発生当時やその後の取り組みなどについて話をきき、このうち当時小学校の校長だった教育委員会の荒谷栄子さんは「津波がきたらとにかく避難することが命を守る事になる」などと呼びかけていました。

また、午後からは防災教育に熱心に取り組んでいる宮古市立第一中学校を訪れて、生徒たちと防災の大切さについて意見交換を行い、命を守ることが何よりも大事だと言うことをお互いに確認していました。

渋民中学校の林田瑛太さんは「命の大切さや津波が来たら逃げることなどを学んだ。自然災害に対応できるようになったと思う」と話していました。

渋民中学校の中坂明子教諭は「ふだんの生活が当たり前ではないということを思いながら、今できる事をひとつひとつていねいに活動してほしい」と話していました。